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トクメイのオープニングはパロディ?元ネタを一覧にしてみた。

トクメイのオープニングはパロディ? ドラマ

橋本環奈さんが主演の『トクメイ!警視庁特別会計係』は、警察の会計係が主役という珍しいストーリーのドラマですね。

警察の財政破綻を回避するために1円単位で経費削減に挑む会計係が、色々な事件に巻き込まれていくという展開となります。

ストーリーとしても面白いのですが、オープニング映像が過去の名作映画やドラマのパロディとなっていることでも話題なんです。

「このシーンは〇〇のパロディだ!」などと、SNSで報告する人が続出しています。

普段からドラマや映画をよく見ている人だと、元ネタが何なのかはひと目で分かると思いますが、かなり古い作品も含まれているため、若い人だと何のパロディなのか気づかない人も多いはずです。

そこで今回は、トクメイのオープニング映像におけるパロディについて、元ネタを一覧で紹介します。

一覧で見てみると、これまで気づかなかった元ネタも見つかるかもしれません。

 

トクメイのオープニングはパロディなの?

『トクメイ!警視庁特別会計係』のオープニングは、地面を転がる一円玉を橋本環奈さんが追いかけるシーンから始まります。

LEEVELLESの「地獄の沙汰も愛次第」を主題歌として、メインキャストたちの映像が次々と切り替わっていきますね。

実は、その中にはいくつものパロディが含まれています。

橋本環奈さんが演じる会計係の一円(はじめまどか)は、お金については細かく一円のミスも許さないほどしっかりした人物です。

しかし、ペンキを塗ったばかりのベンチに座ったり、スプリンクラーを誤作動させて全身びしょ濡れになったり、アイスを落としてしまうなど、おっちょこちょいなキャラクターとなっています。

全体を通してコミカルなストーリー展開のドラマですから、パロディ満載のオープニングも主人公のキャラに合っていて面白いですね。

原作などがないカンテレのオリジナルドラマなので、監督がこういったパロディを好きなのかもしれません。

今後の展開が、非常に気になるところです。

 

トクメイのオープニングパロディの元ネタを一覧で紹介

それでは、『トクメイ!警視庁特別会計係』のオープニングで流れるパロディについて、一覧形式で紹介していきます。

あなたが過去に見た作品も、元ネタとして含まれているかもしれません。

 

PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜

オープニングの冒頭は、地面を転がる一円玉を橋本環奈さんが追いかけ、他のメインキャストたちも順番についていくシーンがあります。

これの元ネタは、『PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜』です。

2012年秋のフジテレビの月9ドラマで、木村拓哉さん主演で放送されていました。

会社をクビになって家や全財産を失ったキムタクが演じる金田一二三男が、会社をクビになって家や貯金も全て失ってしまい、お金では買えない価値に気づいていくというコメディドラマです。

このドラマのオープニングでも、メインキャスト全員で転がる硬貨を追いかけるシーンがあります。

お金についてのドラマということで『トクメイ!』との共通点があり、それで選ばれたのかもしれませんね。

10年以上も前の作品のため、これに気づいた人は相当なドラマオタクだといえるでしょう!

 

『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』

次に、左手にギプスをした橋本環奈さんが、レシートや領収書の束を天に向かって投げるシーンが出てきます。

そして、橋本環奈さんとお笑い芸人のJPさんが、お箸と袋を持って敬礼をするシーンに繋がりますね。

これの元ネタは、2010年秋にTBSで放送された『SPEC』ですね。

戸田恵梨香さんと加瀬亮さんのダブル主演となっており、その後もいくつかのシリーズとなり大ヒットしたドラマです。

一般の警察が扱えない超能力を使った犯罪に対応するため、未詳事件特別対策係に配属されたIQ201の当麻紗綾(戸田恵梨香)と特殊部隊出身の瀬文焚流(加瀬亮)によって、事件を解決していくストーリーとなります。

千里眼を持つ死刑囚や他人に憑依して操る犯罪者など、常人にはない特殊能力(SPEC)を持った犯人と対決する物語で、当麻と瀬文の男女コンビで事件の解決をしていくわけです。

宿敵のニノマエジュウイチを倒しますが、彼の正体と黒幕の存在が明らかになるところは面白いです。

『SPEC』では、主演の戸田恵梨香さんが事件のヒントを毛筆で半紙に書き、それをビリビリに破って天に投げると解決に導けるというシーンがあるんですね。

左腕のギプスも再現されていましたし、戸田恵梨香さんと加瀬亮さんが2人で敬礼するシーンも、かなり忠実なパロディとなっていました。

 

太陽にほえろ!

そして、鶴見辰吾さんがブラインドを指で下げてこちらを覗き込むシーン。

1秒くらいしか無いので見落としがちですが、これも何かのパロディなんですね。

これはあまりにも有名ですが、『太陽にほえろ!』が元ネタとなっています。

1972年から14年も放送されていた刑事ドラマで、石原裕次郎さんが主演でした。

藤堂係長(石原裕次郎)をボスとして、新宿区七曲警察署の刑事たちが色々な事件を解決するというストーリーですね。

それぞれの刑事に固有のニックネームが付けられており、マカロニやジーパン、テキサスなど独特なネーミングセンスが光っていました。

従来の刑事ドラマは事件や犯人にフォーカスが当てられていましたが、このドラマではそれぞれの刑事に細かな設定が与えられ、人間模様が描かれています。

刑事が主役にしたドラマは画期的だったため、現在でも刑事ドラマの金字塔と言われていますね。

かなり古いドラマですが石原裕次郎さんがブラインドを下げて覗き込むシーンは、若い人でも知っていると思います。

 

踊る大捜査線

次に、沢村一樹さんがパトカーの無線で何かを叫ぶシーンがあります。

これは、『踊る大捜査線 THE MOVIE 』での、主演の織田裕二さんの名ゼリフのパロディですね。

フジテレビドラマ『踊る大捜査線』の劇場版として、1998年に放送されて大ヒットとなった映画です。

興行収入は101億円で、当時の邦画としては歴代1位の記録になっています。

通常の刑事ドラマでは犯人が逮捕されるまでがメインとなっており、銃撃戦やカーチェイスなど派手なスタントシーンがあるというのが定番でした。

しかし、踊る大捜査線では、湾岸警察署の刑事たちが奮闘するストーリーで、警察組織内の権力争いや警視庁と所轄署とのパワーバランスなど警察内部のイザコザなどが描かれているのが特徴です。

よりリアルな警察内部の実態が描かれているため、アクションシーンが少なめで女性からも人気が高かったですね。

劇中では主演の織田裕二さんが、パトカーの無線で「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」と叫ぶシーンがありました。

 

あぶない刑事

前田拳太郎さんと徳重聡さんが横並びで拳銃を撃つシーン。

こちらは、1986年から1年間放送された『あぶない刑事』が元ネタですね。

神奈川県警港警察署の鷹山敏樹(舘ひろし)と大下勇次(柴田恭兵)のコンビが、銃撃戦や格闘などのアクションを繰り広げながら活躍する刑事ドラマです。

また、トレンディドラマのような演出や高いファッション性などが特徴で、これまで刑事ドラマに関心がなかった若年層のファンを取り込んで大ヒットとなりました。

その後、30年にも渡って定期的に劇場版が公開されるなど、異例のロングヒットとなっているドラマですね。

刑事がコンビで銃を撃つシーンは、『あぶない刑事』で頻繁に出ていました。

 

タイタニック

松本まりかさんとJPさんが海を背景にバックハグをするシーンもあります。

これは、1997年に公開された大ヒット映画『タイタニック』が元ネタとなっていますね。

1912年に実際に起きたタイタニック号の沈没事件をモデルに、恋愛要素を追加したストーリーです。

監督のジェームス・キャメロンは、歴史的な海難事故をドラマチックに伝えるために、悲観的なラブストーリが必要だと考えました。

リアリティを追求するために徹底的な時代考察を行って、当時のタイタニックの様子を完全に再現しています。

上映時間は2時間40分ですが、これは実際のタイタニックが氷山に衝突してから、完全に沈没するまでの時間と一致するように作られました。

主演のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが、船首でバックハグをするシーンはとても有名ですし誰でも知っているでしょう。

このあたりから刑事ドラマとは全く関係ないパロディとなり、どんどんコメディ要素が多くなっていきます。

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アナと雪の女王

つづいて、橋本環奈さんの手のひらから一円玉の魔法陣が浮き上がり、足を踏みしめると一円玉のエンジンが浮かび上がるというシーンになります。

これは、2013年公開の映画『アナと雪の女王』で、主人公のエルサが氷の魔法を使うシーンのパロディだと思われますね。

橋本環奈さんが急に魔法を使い出したり、このへんまで来ると意味が分かりません。(笑)

『アナと雪の女王』は、アレンデール王国で暮らす2人の姉妹エルサとアナの物語で、エルサは雪と氷を操る魔法を持っていますが、力が暴走してしまい王国を雪で覆ってしまいました。

エルサは王国を飛び出してしまったため、アナはエルサの魔法を解くために旅に出るというストーリーです。

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ショーシャンクの空に

次に、男性が天を仰いで一円玉のシャワーを浴びるシーンです。

後ろ姿なのでわかりにくいですが、佐藤二朗さんだと思われますね。

これは、『ショーシャンクの空に』が元ネタです。

1994年に公開された映画で、スティーヴン・キングの小説『刑務所のリタ・ヘイワース』が、映像化された作品となります。

優秀な銀行員であるアンディは、妻と愛人を射殺した罪に問われて、無実を訴えますが終身刑となり刑務所に入りました。

アンディは刑務所内で色々な人間関係を通して成長し、最終的には脱獄して悠々自適に暮らしていくというストーリーです。

DVD・ブルーレイでのパッケージ写真を再現したシーンで、男性の角度などもバッチリですね。

 

ET

さらに、橋本環奈さんが自転車に乗って、月に見立てた一円玉を背景に空を飛ぶシーン。

自転車の前かごには、カンテレのキャラクターのハチエモンが乗っています。

これの元ネタは、かの有名な『ET』ですね。

1982年公開の映画で、スティーブン・スピルバーグ監督のSF作品です。

ある宇宙船が地球を調査する目的でやってきましたが、一人の宇宙人(ET)を残して帰ってしまいます。

その宇宙人は、少年のエリオットと出会って交流を深めていくというストーリーです。

エンディングでは。自転車のかごにETを乗せて少年が空を飛ぶシーンがあります。

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スーパー戦隊シリーズ

最後に、1円玉を追いかけるキャストたちの背景で大爆発が起き、『トクメイ!警視庁特別会計係』というロゴが登場します。

これは、具体的な元ネタはありませんが、スーパー戦隊シリーズをオマージュしていると思われますね。

東映が製作する特撮ヒーロー番組で、1975年の『ゴレンジャー』から始まる一連のシリーズです。

特撮ヒーローモノでは、ヒーローの背景で爆発するシーンが頻繁に登場しますし、ロゴの雰囲気などもかなり似ています。

何の前触れもなく急に爆発が起きるので、ヤケクソになって作ったようにしか思えません。

 

トクメイはなぜパロディをするのか?

これまでお伝えしたように、トクメイのオープニングでは色々なドラマや映画のシーンを模倣してパロディとして使用しています。

これをパクリだと揶揄する人もいますが、原作への敬意を込めて模倣されているので「オマージュ」だといえますね。

尊敬する作品の影響を受けて、似たような作品を作ることをオマージュと言い、これはリスペクトと同義で語られることが多いです。

トクメイの監督や演出家は色々な作品にリスペクトの気持ちを持っており、その表現としてオープニングにパロディとしてシーンを引用したのでしょう。

このドラマは原作のないオリジナル作品なので、劇中にパロディは含まれておらず真面目に作っています。

尊敬する作品に敬意を込めて、オープニングに使用したのだと思います。

 

トクメイのオープニングについての世間の意見

パロディ満載のトクメイのオープニングには、どのような意見があるのでしょうか?

SNSの声を集めてみました。

このように、賛否両論がありましたが、大半は肯定的な意見が多いようです。

ネタ元を茶化しているわけではありませんし、ちゃんと敬意を持っているためネガティブに捉える人はあまりいません。

本編ストーリーには関係ないですから、面白ネタとして受け入れられていますね。

 

まとめ

トクメイのオープニングはパロディ?

以上、「トクメイのオープニングはパロディ?元ネタを一覧にしてみた。」でした。

なにか知っている元ネタはあったでしょうか?

有名な作品もパロディ化されているので、1つくらいは知っているはずです。

一覧で見てみると、オープニング映像の後半に行くに従って刑事ドラマと無関係となっていくので、かなりふざけて作ったのであろうと予想できます。

『トクメイ!』はドラマ自体もコミカルな内容ですし、そのイメージに合わせて作ったのかもしれません。

カンテレのオリジナルドラマなので、どんな結末になるのかが楽しみですね♪

コメント

  1. Tverで確認したところ より:

    あぶない刑事のパロディ
    沢村一樹と佐藤二朗

    踊る大捜査線のパロディ
    徳重聡

    太陽にほえろ!のパロディ
    松本まりか

    タイタニックのパロディ
    橋本環奈と前田拳太郎

    ショーシャンクの空にのパロディ
    鶴見辰吾

    では?

  2. おじさん より:

    最後の爆発は、西部警察では?

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